2025/09/30
先日、雨漏り修理のご依頼を受けて現場へ伺いました。大きな入母屋造りの住宅で、天井が崩れてしまうほど長い間雨漏りが続いていた様子でした。ご主人がご健在の頃に屋根をご自身でいじられた形跡がありましたが、専門家の目から見るとあまり良い処置とは言えず、かえって屋根を傷めてしまっていたようです。今回も雨の侵入を防ぐために行われた応急処置が逆効果となり、より多くの雨水を招き入れる結果につながっていました。屋根は普段上がる場所ではなく、慣れていない方が登るのは大変危険ですし、素人判断の処置は被害を拡大させてしまう恐れがあります。雨漏りは根本原因をしっかり直さない限り、しばらくすると同じ現象が繰り返されます。放置すればするほど工事も大掛かりになり、費用も大きくかさんでしまいます。だからこそ、早めの相談と早めの対処が結果的に安価で済む一番の近道です。皆さまもどうかお気を付けください。